インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
いつも通りの距離感で隣に座ると、尚史は突然私の腰に腕を回した。
「えっ?ちょっと何すんの?!」
「それじゃ特訓にならないから。昨日と一緒。モモはここに座って」
「えーっ……今日も?」
「当然だろ」
昨日は外で食事をしてから、私の部屋でしばらく二人でテレビを見ながらビールを飲んだ。
最初は電車の座席に座っているときのように少し距離を詰めて横に並んで座っていたけれど、尚史が突然『そういえば密着度をあげるんだった』と言って、私を自分の前に座らせた。
そして後ろからまわした手を私のお腹の前で組んで、私の肩にあごを乗せた体勢を取った。
それから観ていた番組が終わるまでの30分ほど、私は尚史に後ろから抱きしめられていたというわけだ。
そんなにくっついているのはやっぱり落ち着かないし恥ずかしいし、尚史の息遣いとか体温まですぐそばに感じて緊張してしまい、番組の後半は内容がほとんど頭に入ってこなかった。
今日もまた尚史に促されて昨日と同じ体勢でテレビに向かってみたものの、こんなに集中できない状態でゲームなんてできるだろうか……。
「えっ?ちょっと何すんの?!」
「それじゃ特訓にならないから。昨日と一緒。モモはここに座って」
「えーっ……今日も?」
「当然だろ」
昨日は外で食事をしてから、私の部屋でしばらく二人でテレビを見ながらビールを飲んだ。
最初は電車の座席に座っているときのように少し距離を詰めて横に並んで座っていたけれど、尚史が突然『そういえば密着度をあげるんだった』と言って、私を自分の前に座らせた。
そして後ろからまわした手を私のお腹の前で組んで、私の肩にあごを乗せた体勢を取った。
それから観ていた番組が終わるまでの30分ほど、私は尚史に後ろから抱きしめられていたというわけだ。
そんなにくっついているのはやっぱり落ち着かないし恥ずかしいし、尚史の息遣いとか体温まですぐそばに感じて緊張してしまい、番組の後半は内容がほとんど頭に入ってこなかった。
今日もまた尚史に促されて昨日と同じ体勢でテレビに向かってみたものの、こんなに集中できない状態でゲームなんてできるだろうか……。