インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
『純粋にモモ可愛いなって』
『何着ててもモモは可愛いけどな』
『これからは聞き飽きるくらい毎日言う。可愛いよ、モモ』
思い出した……!
尚史の『モモ可愛い』3連発だ……!
こんな大事なときに限って尚史のことばかりが頭をよぎる。
目の前にいる八坂さんの言葉がろくに頭に入ってこない。
これではせっかく尚史が協力してくれた意味がなくなってしまう。
だから私は少しでも八坂さんに気に入られようと、一生懸命話題を探して、できる限りの受け答えをした。
みっともない食べ方になっていないかとか、食べ過ぎて意地汚く思われるのもイヤだけど食べなさ過ぎも失礼じゃないかなどと考えながら食事を終える頃には私はすでに疲れ果てていて、一刻も早く家に帰りたいとさえ思っていた。
おまけに緊張感も手伝って、料理の味も、どんな料理を食べたのかすらもよくわからなかった。
だけどバカ正直に『もう帰りたい』なんて言ったら、せっかく誘ってくれた八坂さんに申し訳ないし、貴重なチャンスを逃してしまうかも知れないので、ただひたすら作り笑いを浮かべて八坂さんの話に相槌を打つ。
『何着ててもモモは可愛いけどな』
『これからは聞き飽きるくらい毎日言う。可愛いよ、モモ』
思い出した……!
尚史の『モモ可愛い』3連発だ……!
こんな大事なときに限って尚史のことばかりが頭をよぎる。
目の前にいる八坂さんの言葉がろくに頭に入ってこない。
これではせっかく尚史が協力してくれた意味がなくなってしまう。
だから私は少しでも八坂さんに気に入られようと、一生懸命話題を探して、できる限りの受け答えをした。
みっともない食べ方になっていないかとか、食べ過ぎて意地汚く思われるのもイヤだけど食べなさ過ぎも失礼じゃないかなどと考えながら食事を終える頃には私はすでに疲れ果てていて、一刻も早く家に帰りたいとさえ思っていた。
おまけに緊張感も手伝って、料理の味も、どんな料理を食べたのかすらもよくわからなかった。
だけどバカ正直に『もう帰りたい』なんて言ったら、せっかく誘ってくれた八坂さんに申し訳ないし、貴重なチャンスを逃してしまうかも知れないので、ただひたすら作り笑いを浮かべて八坂さんの話に相槌を打つ。