インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
あの唇が私の唇に触れたのか……。
今思い出すと無性に恥ずかしくて、どんどん鼓動が速くなり、カーッと顔が熱くなる。
「どうした?飲まないのか?」
「いやっ、飲むよ。めっちゃ飲む、浴びるほど」
「……なんだそれ?普通に飲めよ、浴びなくていいから」
尚史は不思議そうな顔をして、またペットボトルの飲み口に口をつけた。
今まで意識したことはまったくなかったのに、尚史の唇の厚みとか形の良さがどうしても目についてしまう。
あの唇が私の唇をふさいで……。
また尚史の唇の感触を思い出してしまい、それをかき消そうとあわててミルクティーを喉に流し込んだ。
尚史はなんとも思ってないのに、私だけが意識しているなんてカッコ悪い。
八坂さんにキスされそうになったときはあんなに気持ち悪くてイヤだったのに、尚史とのキスは驚きこそすれちっとも気持ち悪くなかったし、イヤじゃなかった。
なんで……?
もしかして私は、仮想カップル作戦で男性への苦手意識を克服したのではなく、尚史だけを受け入れられるようになってしまったのか?!
だから八坂さん相手に、尚史との特訓の成果は出なかったとか……?
今思い出すと無性に恥ずかしくて、どんどん鼓動が速くなり、カーッと顔が熱くなる。
「どうした?飲まないのか?」
「いやっ、飲むよ。めっちゃ飲む、浴びるほど」
「……なんだそれ?普通に飲めよ、浴びなくていいから」
尚史は不思議そうな顔をして、またペットボトルの飲み口に口をつけた。
今まで意識したことはまったくなかったのに、尚史の唇の厚みとか形の良さがどうしても目についてしまう。
あの唇が私の唇をふさいで……。
また尚史の唇の感触を思い出してしまい、それをかき消そうとあわててミルクティーを喉に流し込んだ。
尚史はなんとも思ってないのに、私だけが意識しているなんてカッコ悪い。
八坂さんにキスされそうになったときはあんなに気持ち悪くてイヤだったのに、尚史とのキスは驚きこそすれちっとも気持ち悪くなかったし、イヤじゃなかった。
なんで……?
もしかして私は、仮想カップル作戦で男性への苦手意識を克服したのではなく、尚史だけを受け入れられるようになってしまったのか?!
だから八坂さん相手に、尚史との特訓の成果は出なかったとか……?