インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
「でしたら僕たちがこの病院の教会で式を挙げさせてもらって、その式に出席することはできますか?」
「うーん……君たちが式を挙げることはできなくもないけど、教会は敷地の一番端にあるからね……。晴れていても往復だけで20分以上はかかる。それにもし式の日が雨だったら車椅子では移動できないし、濡れて風邪を引いて肺炎でも起こしたら、それが原因で命を落とすことにもなりかねないから、ちょっと許可はできないな」
敷地内であっても、建物の外に出るのは光子おばあちゃんに大きな負担がかかってしまうようだ。
やっぱり写真だけで我慢してもらうしかないのかと私が肩を落としていると、尚史は少し考えるそぶりを見せた。
「正面玄関前のロビーでゴスペルのコンサートなんかも開かれるとうかがったんですが、日曜とか祝日の外来診療がない日に、ロビーをお借りして式を挙げるというのは可能ですか?」
尚史が尋ねると、先生は少し驚いた顔をしたあと、何度も大きくうなずいた。
「なるほど、それはいいね。ロビーなら天気に関係なく車椅子でエレベーターに乗って下りられるし、院外に出る必要がない。それにもし急に具合が悪くなっても医師や看護師がすぐに処置できる。うん、いい考えだ。病院側に掛け合ってみよう」
「うーん……君たちが式を挙げることはできなくもないけど、教会は敷地の一番端にあるからね……。晴れていても往復だけで20分以上はかかる。それにもし式の日が雨だったら車椅子では移動できないし、濡れて風邪を引いて肺炎でも起こしたら、それが原因で命を落とすことにもなりかねないから、ちょっと許可はできないな」
敷地内であっても、建物の外に出るのは光子おばあちゃんに大きな負担がかかってしまうようだ。
やっぱり写真だけで我慢してもらうしかないのかと私が肩を落としていると、尚史は少し考えるそぶりを見せた。
「正面玄関前のロビーでゴスペルのコンサートなんかも開かれるとうかがったんですが、日曜とか祝日の外来診療がない日に、ロビーをお借りして式を挙げるというのは可能ですか?」
尚史が尋ねると、先生は少し驚いた顔をしたあと、何度も大きくうなずいた。
「なるほど、それはいいね。ロビーなら天気に関係なく車椅子でエレベーターに乗って下りられるし、院外に出る必要がない。それにもし急に具合が悪くなっても医師や看護師がすぐに処置できる。うん、いい考えだ。病院側に掛け合ってみよう」