インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
イケメン好きの全女子が泣いて喜ぶ体をしおって、じつにけしからん。

だがしかし、モモのためならもっとやれ。

この裸体を好きにしていいのは妻の私だけだ。

うらやましかろう、イケメン好きの女子どもよ。

尚史の胸にツツーッと指を滑らせると、尚史はビックリした顔で私の方を向いたかと思ったらまた目をそらし、赤い顔をしてあたふたしている。

さっきからなんで私の方をちゃんと見ないんだ?

経緯はどうあれ、私は尚史の愛しい妻のはずだろう?

私は尚史の顔を両手で挟んでこちらに向け、顔を近付ける。

「尚史も涼しくなった?」

「バカッ、逆に熱いわ!」

「暑いの?もっと涼しくしてあげようか?」

尚史の顔をつかまえていた両手を首の後ろに回して耳元に顔を近付け、息をフーッと吹き掛けると、尚史は体をビクッと震わせた。

「モモ……マジでもうやめろって……。俺の理性がヤバイ……」

「んー、なんで?」

「だから……そういうことされると我慢できなくなるって言ってんの!頼むから大人しく寝てくれ!」

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