インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
そうか……あの晩尚史はここに来て、谷口さんたちとゲームをしていたと言っていた。
尚史は突然あのマンションに大沢さんを連れてきた経緯を教えてくれなかったから、私はずっと気になっていた。
谷口さんは知っているだろうか。
「あやういところで助けられたから、何もなかったと言えばなかったんだけど……谷口さん、もしかして尚史がどうやって八坂さんの隠れ家に八坂さんの婚約者を連れてきたか知ってるの?」
「中森さんから聞いてないんですか?」
「うん、尚史は教えてくれなかったから……知ってるなら教えてくれる?」
谷口さんは柿の種チョコをポリポリと噛み締めながら、少し考えるそぶりを見せた。
「モモ先輩が八坂さんと知り合ったあの合コン、中森さんの同期の上島さんと私が企画したんですけど……」
谷口さんは『アンバー』がとても混んでいるときに、偶然相席になったことで上島さんと知り合ったそうだ。
同じビル内で働いているので、顔を合わせるたびに挨拶をしているうちに仲良くなって、『今度、同僚を誘って一緒に食事でもしませんか』という流れになり、あの合コンが開かれたらしい。
尚史は突然あのマンションに大沢さんを連れてきた経緯を教えてくれなかったから、私はずっと気になっていた。
谷口さんは知っているだろうか。
「あやういところで助けられたから、何もなかったと言えばなかったんだけど……谷口さん、もしかして尚史がどうやって八坂さんの隠れ家に八坂さんの婚約者を連れてきたか知ってるの?」
「中森さんから聞いてないんですか?」
「うん、尚史は教えてくれなかったから……知ってるなら教えてくれる?」
谷口さんは柿の種チョコをポリポリと噛み締めながら、少し考えるそぶりを見せた。
「モモ先輩が八坂さんと知り合ったあの合コン、中森さんの同期の上島さんと私が企画したんですけど……」
谷口さんは『アンバー』がとても混んでいるときに、偶然相席になったことで上島さんと知り合ったそうだ。
同じビル内で働いているので、顔を合わせるたびに挨拶をしているうちに仲良くなって、『今度、同僚を誘って一緒に食事でもしませんか』という流れになり、あの合コンが開かれたらしい。