インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
私だって本当は尚史と他の人との関係がどうだったかなんて聞きたいわけじゃないけど、いつまでもモヤモヤし続けるのはイヤだ。
私は尚史の目をまっすぐに見て、軽く首を横に振る。
「お風呂じゃなくて……やっぱり先に話して欲しい」
「うん……わかった」
ダイニングテーブルをはさんで向かい合わせに座ると、尚史は静かにため息をついた。
「どこから話せばいいんだろ……。長くなるかも知れないけど、いい?」
「いいよ。言いたくないこともあると思うけど、全部隠さずに話して」
「それじゃあ話すけど……俺とキヨと谷口と水野は高校で同じクラスになって、4人とも同じゲームにハマってたのがきっかけで仲良くなった。キヨたちも言ってた通り、俺はずっとモモが好きだったから誰に告白されても断ったし、水野とも普通の友達だったんだけど……」
高2の宿泊研修で班別活動をしているときに、水野さんから『ずっと片想いしている人がいて、その人には好きな人がいるからあきらめた方がいいとわかっているけど、どうしてもあきらめきれない』と打ち明けられた尚史は、長年私に片想いをしている自分の状況と似ていて他人事とは思えず、そこからお互いに好きな人の話を聞いてもらったり、励まし合ったりするようになったそうだ。
私は尚史の目をまっすぐに見て、軽く首を横に振る。
「お風呂じゃなくて……やっぱり先に話して欲しい」
「うん……わかった」
ダイニングテーブルをはさんで向かい合わせに座ると、尚史は静かにため息をついた。
「どこから話せばいいんだろ……。長くなるかも知れないけど、いい?」
「いいよ。言いたくないこともあると思うけど、全部隠さずに話して」
「それじゃあ話すけど……俺とキヨと谷口と水野は高校で同じクラスになって、4人とも同じゲームにハマってたのがきっかけで仲良くなった。キヨたちも言ってた通り、俺はずっとモモが好きだったから誰に告白されても断ったし、水野とも普通の友達だったんだけど……」
高2の宿泊研修で班別活動をしているときに、水野さんから『ずっと片想いしている人がいて、その人には好きな人がいるからあきらめた方がいいとわかっているけど、どうしてもあきらめきれない』と打ち明けられた尚史は、長年私に片想いをしている自分の状況と似ていて他人事とは思えず、そこからお互いに好きな人の話を聞いてもらったり、励まし合ったりするようになったそうだ。