インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
「覚えてるよ、光子おばあちゃんが買ってくれたワンピースだよね」
「一緒に飲んでたときは全然違う服着てたはずなのに、夜中に起こされたときには水野がそれと同じ服着てて……直前までモモの夢見てたから、なんでモモがここにいるんだろうって。それで夢の続きだと勘違いして、夢の中でくらいはモモに好きだって言ってもいいかなとか、触ったり抱きしめてキスしたりしても許されるかなと……」
酔って判断力が鈍っていた上に、眼鏡を掛けていなかったことと寝ぼけていたこともあって、尚史は私と同じ服を着て私と同じ呼び方で自分を呼ぶ水野さんを私だと勘違いしたらしい。
思いきり抱きしめてキスをして、何度も私の名前を呼んで、好きだと言いながら水野さんを抱いたのだと尚史は言った。
水野さんが破瓜の痛みに耐えながら尚史を受け入れたとき、尚史は『モモはまだ誰のものにもなっていなかったんだ』と思い、嬉しかったとも言った。
尚史が私と水野さんを間違えたことにも腹が立ったけれど、夢でなく現実であることや人違いだと言うことにも気付かず、水野さんと最後までしてしまったことを聞くのは、やはりショックだった。
それでも隠さず話すよう促したのは私だから、ズキズキと鈍く疼くような胸の痛みを表情には出さないようにした。
「一緒に飲んでたときは全然違う服着てたはずなのに、夜中に起こされたときには水野がそれと同じ服着てて……直前までモモの夢見てたから、なんでモモがここにいるんだろうって。それで夢の続きだと勘違いして、夢の中でくらいはモモに好きだって言ってもいいかなとか、触ったり抱きしめてキスしたりしても許されるかなと……」
酔って判断力が鈍っていた上に、眼鏡を掛けていなかったことと寝ぼけていたこともあって、尚史は私と同じ服を着て私と同じ呼び方で自分を呼ぶ水野さんを私だと勘違いしたらしい。
思いきり抱きしめてキスをして、何度も私の名前を呼んで、好きだと言いながら水野さんを抱いたのだと尚史は言った。
水野さんが破瓜の痛みに耐えながら尚史を受け入れたとき、尚史は『モモはまだ誰のものにもなっていなかったんだ』と思い、嬉しかったとも言った。
尚史が私と水野さんを間違えたことにも腹が立ったけれど、夢でなく現実であることや人違いだと言うことにも気付かず、水野さんと最後までしてしまったことを聞くのは、やはりショックだった。
それでも隠さず話すよう促したのは私だから、ズキズキと鈍く疼くような胸の痛みを表情には出さないようにした。