インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
夜の10時を過ぎた頃、残って作業をしていたみんなもさすがに空腹に耐えられなくなり、近くのコンビニに夜食の買い出しに行くことになった。
課長がポケットマネーを出してくれたので、私とアキちゃんはありがたくそれを受け取ってコンビニへ急ぐ。
「川村主任のおかげで散々ですねぇ……。課長にフラれた仕返しだかなんだか知らないけど、どうせならピンポイントで課長本人にやってくれればいいのに」
「結婚相手が見つかってこれから幸せになろうって思ってるのに、昔フラれた相手に仕返しをするってのが理解できないけどね、私は」
「ホント、それですよ。まだ課長に未練があったんですかね」
尚史と離れて別の人を本気で好きになった水野さんも、最後には私たちの足もとに波乱の種を蒔いて去った。
尚史以外の人と恋愛をした経験のない私にはよくわからないけど、本気で好きだった人との叶わなかった恋は、忘れようとするほどその影を濃くして心残りという爆弾を作り上げ、彼女たちを復讐に駆り立ててしまったのかも知れない。
「どうかなぁ……。私には理解できないけど、女心は複雑だね」
「私も女だけど、あんまり理解したくはないですね」
「言えてる」
課長がポケットマネーを出してくれたので、私とアキちゃんはありがたくそれを受け取ってコンビニへ急ぐ。
「川村主任のおかげで散々ですねぇ……。課長にフラれた仕返しだかなんだか知らないけど、どうせならピンポイントで課長本人にやってくれればいいのに」
「結婚相手が見つかってこれから幸せになろうって思ってるのに、昔フラれた相手に仕返しをするってのが理解できないけどね、私は」
「ホント、それですよ。まだ課長に未練があったんですかね」
尚史と離れて別の人を本気で好きになった水野さんも、最後には私たちの足もとに波乱の種を蒔いて去った。
尚史以外の人と恋愛をした経験のない私にはよくわからないけど、本気で好きだった人との叶わなかった恋は、忘れようとするほどその影を濃くして心残りという爆弾を作り上げ、彼女たちを復讐に駆り立ててしまったのかも知れない。
「どうかなぁ……。私には理解できないけど、女心は複雑だね」
「私も女だけど、あんまり理解したくはないですね」
「言えてる」