インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
お手洗いにでも行くかのようにできるだけ自然にオフィスを出て、しれっとエレベーターに乗った。
ほんとは一緒に夜食を食べられたらと思うけれど、尚史も大変だろうから話す時間もないかも知れない。
せめて差し入れだけでも渡せるといいなと思っているうちにエレベーターは尚史の会社のあるフロアに着いた。
ゆっくりとドアが開くと目の前に尚史がいて、お互いに驚き目が点になる。
「あ……尚史……」
「えっ、モモ?!なんで」
「ああ、うん。えーっと、とりあえず降りるね」
エレベーターを降りて向かい合うと、尚史は大きく首をかしげた。
「なんでモモがこんな時間に……」
「うちもトラブルがあって、終わるのが何時になるかわからないんだけど……今は食事休憩中」
「そうか、お互いについてないな。俺も腹減ったから夜食でも買いに行こうかと……」
もしかしたらもう食事が済んだあとかもと思っていたので、それを聞いてホッとした。
入れ違いにならなくて本当に良かった。
「ちょうど良かった。これ、あげる」
差し入れの入ったコンビニ袋をバッグから取り出して差し出すと、尚史は自分を指さして、コンビニ袋と私を交互に見た。
ほんとは一緒に夜食を食べられたらと思うけれど、尚史も大変だろうから話す時間もないかも知れない。
せめて差し入れだけでも渡せるといいなと思っているうちにエレベーターは尚史の会社のあるフロアに着いた。
ゆっくりとドアが開くと目の前に尚史がいて、お互いに驚き目が点になる。
「あ……尚史……」
「えっ、モモ?!なんで」
「ああ、うん。えーっと、とりあえず降りるね」
エレベーターを降りて向かい合うと、尚史は大きく首をかしげた。
「なんでモモがこんな時間に……」
「うちもトラブルがあって、終わるのが何時になるかわからないんだけど……今は食事休憩中」
「そうか、お互いについてないな。俺も腹減ったから夜食でも買いに行こうかと……」
もしかしたらもう食事が済んだあとかもと思っていたので、それを聞いてホッとした。
入れ違いにならなくて本当に良かった。
「ちょうど良かった。これ、あげる」
差し入れの入ったコンビニ袋をバッグから取り出して差し出すと、尚史は自分を指さして、コンビニ袋と私を交互に見た。