インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
「あんまり長い時間はいられないけど……モモと一緒にメシ食えて嬉しい」
「うん、私も」
「じゃあ早速食うか」
包みを開けておにぎりを食べていると、カツサンドを頬張っていた尚史が小さく声をあげて笑った。
「どうしたの?」
「いや、なんて言うか……面白い状況だなって。こういうの、社内恋愛っぽくね?」
「たしかに……」
同じビル内にいても私たちは別々の会社の社員だから、尚史の会社の会議室で尚史と肩を並べてコンビニ飯を食べるなんて、普通では考えられない。
しかもほとんどの社員が退社したあとのこんな遅い時間に密室で二人きりだということが、妙な背徳感を生み出しているような気がする。
「ちょっと悪いことしてるような気がしなくもないよね」
「それはあるな」
「あるの?まさかここに女の子連れ込んでイケナイこととかしてないよね?」
「するわけないし。この部屋、食事に使用するの、ホントは禁止だから」
なんだ、そういうことか。
私は会社にいるときの尚史を知らないから、どんな風に仕事をしているのかなとか、同僚といるときの尚史はどんな感じなのかなとか、そしてやっぱりモテるのかなとか、そんなの今まで気にしたこともなかったのに、急にいろんなことが気になり始めた。
「うん、私も」
「じゃあ早速食うか」
包みを開けておにぎりを食べていると、カツサンドを頬張っていた尚史が小さく声をあげて笑った。
「どうしたの?」
「いや、なんて言うか……面白い状況だなって。こういうの、社内恋愛っぽくね?」
「たしかに……」
同じビル内にいても私たちは別々の会社の社員だから、尚史の会社の会議室で尚史と肩を並べてコンビニ飯を食べるなんて、普通では考えられない。
しかもほとんどの社員が退社したあとのこんな遅い時間に密室で二人きりだということが、妙な背徳感を生み出しているような気がする。
「ちょっと悪いことしてるような気がしなくもないよね」
「それはあるな」
「あるの?まさかここに女の子連れ込んでイケナイこととかしてないよね?」
「するわけないし。この部屋、食事に使用するの、ホントは禁止だから」
なんだ、そういうことか。
私は会社にいるときの尚史を知らないから、どんな風に仕事をしているのかなとか、同僚といるときの尚史はどんな感じなのかなとか、そしてやっぱりモテるのかなとか、そんなの今まで気にしたこともなかったのに、急にいろんなことが気になり始めた。