インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
完全に夜が明けて窓の外が明るくなった頃、ようやくうとうとし始めた。
もうあと何時間も眠れないのに、このまま尚史も帰れず、熟睡してしまって起きられなかったらどうしよう。
そんなことが頭をよぎって不安になり、遠退きかけた意識を何度も呼び戻す。
絶対に朝までには帰ると言っていたのに、尚史はまだ帰らない。
まだ仕事が終わらないのかな。
結婚式には間に合うんだろうか。
まさか疲れすぎて意識が朦朧として、帰りに事故にでも遭ったんじゃ……?
尚史のいないベッドの冷たさが不安を煽り、思考が良からぬ方へと傾いて涙がにじんだ。
居ても立ってもいられなくなり、せめて無事でいることだけでも確かめられたら少しは気持ちも落ち着くかと思ってスマホを手に取った瞬間、玄関の鍵の開く音がした。
やっと帰ってきた!
掛け布団を跳ね上げて寝室から飛び出し玄関へ急ぐと、玄関では尚史がネクタイをゆるめながら靴を脱いでいた。
「あれ?まだ早いのにもう起きてたのか?」
何事もなかったかのようにいつも通りに笑っている尚史の顔を見ると、不思議なことにさっきまでの不安が一気に吹き飛んで、私もつられて笑っていた。
もうあと何時間も眠れないのに、このまま尚史も帰れず、熟睡してしまって起きられなかったらどうしよう。
そんなことが頭をよぎって不安になり、遠退きかけた意識を何度も呼び戻す。
絶対に朝までには帰ると言っていたのに、尚史はまだ帰らない。
まだ仕事が終わらないのかな。
結婚式には間に合うんだろうか。
まさか疲れすぎて意識が朦朧として、帰りに事故にでも遭ったんじゃ……?
尚史のいないベッドの冷たさが不安を煽り、思考が良からぬ方へと傾いて涙がにじんだ。
居ても立ってもいられなくなり、せめて無事でいることだけでも確かめられたら少しは気持ちも落ち着くかと思ってスマホを手に取った瞬間、玄関の鍵の開く音がした。
やっと帰ってきた!
掛け布団を跳ね上げて寝室から飛び出し玄関へ急ぐと、玄関では尚史がネクタイをゆるめながら靴を脱いでいた。
「あれ?まだ早いのにもう起きてたのか?」
何事もなかったかのようにいつも通りに笑っている尚史の顔を見ると、不思議なことにさっきまでの不安が一気に吹き飛んで、私もつられて笑っていた。