インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
①今日はいつもより少しだけ間隔を詰めて座ったから、明日は更にもう少し間隔を詰めて座る。
②向かい合って席に着く店で夕飯を食べる。
③ゲームや漫画以外のことをできるだけ多く話す。
二人でいるときにゲームや漫画の話をしないなんていきなりハードルが高すぎないかなと思ったけれど、今まで通りではなんの意味もない。
クエストというのは少し頑張ればクリアできそうなくらいの難易度でちょうどいいのだ。
「そうだ、いきなり手を繋いで歩くのは難しいけど……手始めとして帰り際に握手でもしてみるか」
「ハイタッチはするけど、握手なんて滅多にしないね」
「だろ?だからまずは、おやすみの握手をするということで」
ちょうど私の家の前に着き、尚史は立ち止まって右手を差し出した。
いまさら改まって握手をするのはなんだか照れくさいけれど、私も右手を差し出す。
「じゃあ……しばらくの間よろしくね」
「おぅ。できるだけの協力はする」
そう言って尚史は私の手をそっと握った。
尚史の大きな手が私の手をすっぽりと包む。
そしてお互いに少し照れながら手を離した。
「おやすみ。また明日な」
「うん……おやすみ」
尚史はつい今しがた私の手を握っていた右手を軽くあげて帰っていった。
②向かい合って席に着く店で夕飯を食べる。
③ゲームや漫画以外のことをできるだけ多く話す。
二人でいるときにゲームや漫画の話をしないなんていきなりハードルが高すぎないかなと思ったけれど、今まで通りではなんの意味もない。
クエストというのは少し頑張ればクリアできそうなくらいの難易度でちょうどいいのだ。
「そうだ、いきなり手を繋いで歩くのは難しいけど……手始めとして帰り際に握手でもしてみるか」
「ハイタッチはするけど、握手なんて滅多にしないね」
「だろ?だからまずは、おやすみの握手をするということで」
ちょうど私の家の前に着き、尚史は立ち止まって右手を差し出した。
いまさら改まって握手をするのはなんだか照れくさいけれど、私も右手を差し出す。
「じゃあ……しばらくの間よろしくね」
「おぅ。できるだけの協力はする」
そう言って尚史は私の手をそっと握った。
尚史の大きな手が私の手をすっぽりと包む。
そしてお互いに少し照れながら手を離した。
「おやすみ。また明日な」
「うん……おやすみ」
尚史はつい今しがた私の手を握っていた右手を軽くあげて帰っていった。