インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
「そっか……当たり前だけど、予約しないと式は挙げられないんだよねぇ……。私と結婚してくれる相手を見つけるだけでも難しいのに……」
思っていた以上に現実は厳しいのだと知り、すっかり意気消沈してしまった私は、がっくりと肩を落として大きなため息をついた。
何かいい方法はないかと考えていると、店員が料理を運んできてテーブルの上に並べた。
鉄板の上でピチピチ油を跳ね上げているハンバーグまでもが恨めしい。
尚史はカラトリーケースの中からナイフとフォークを取り出して私に差し出した。
「予約は無理でも、とりあえず下見だけでもしておくとか……。それくらいならカップルのふりして俺が付き合うし、他にも早く式を挙げられる方法がないか調べてみよう」
いつもは無気力な尚史が光子おばあちゃんのためにこんなに一生懸命考えてくれているのに、私の方が無理だと決めつけて、簡単にあきらめるわけにはいかない。
私は顔を上げて大きくうなずいた。
「うん……そうだね。できるだけのことはやってみる」
「じゃあしっかり飯食って元気だせ」
「御意」
さっきまでは恨めしかったハンバーグをナイフで切り分けて、勢いよく口に運んだ。
「あっ、モモ……!」
思っていた以上に現実は厳しいのだと知り、すっかり意気消沈してしまった私は、がっくりと肩を落として大きなため息をついた。
何かいい方法はないかと考えていると、店員が料理を運んできてテーブルの上に並べた。
鉄板の上でピチピチ油を跳ね上げているハンバーグまでもが恨めしい。
尚史はカラトリーケースの中からナイフとフォークを取り出して私に差し出した。
「予約は無理でも、とりあえず下見だけでもしておくとか……。それくらいならカップルのふりして俺が付き合うし、他にも早く式を挙げられる方法がないか調べてみよう」
いつもは無気力な尚史が光子おばあちゃんのためにこんなに一生懸命考えてくれているのに、私の方が無理だと決めつけて、簡単にあきらめるわけにはいかない。
私は顔を上げて大きくうなずいた。
「うん……そうだね。できるだけのことはやってみる」
「じゃあしっかり飯食って元気だせ」
「御意」
さっきまでは恨めしかったハンバーグをナイフで切り分けて、勢いよく口に運んだ。
「あっ、モモ……!」