インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
私と尚史も、他の人たちの目にはカップルに見えているんだろうか。
そう思うとまたあの不思議な感覚がわき起こる。
「それじゃあとりあえず……明日は手を繋いでみるか」
尚史の言葉を聞いた途端、不思議な感覚が体の中を駆け巡った。
真夏でもないのに身体中が熱くなって、病気でもないのに心拍数が急上昇する。
ヤバイ、脇汗ハンパない。
「あ、明日?!早くない?」
「うん。でも早くしないと慣れないだろうし、手を繋いで終わりってわけでもなさそうだから」
「えっ、手を繋いで歩けたらOKなんじゃないの?!」
「手を繋げたら結婚できると思うか?」
私の中では、この作戦の最終目的地は手を繋いでデートすることだったから、ボスだと思っていた強敵より遥かに強いラスボスの存在を知らされたときのような心境になる。
行く手を天にも届きそうなほどの高い壁で阻まれ気が遠くなるような、あの感じだ。
だけど確かに、今どき幼稚園児だって『手を繋いだら結婚』なんて言わないだろう。
「それはさすがに思わない……けど……」
「だろ?だから手を繋ぐ以外にも、仮想カップルの許容範囲内でいろいろ試してみよう」
そう思うとまたあの不思議な感覚がわき起こる。
「それじゃあとりあえず……明日は手を繋いでみるか」
尚史の言葉を聞いた途端、不思議な感覚が体の中を駆け巡った。
真夏でもないのに身体中が熱くなって、病気でもないのに心拍数が急上昇する。
ヤバイ、脇汗ハンパない。
「あ、明日?!早くない?」
「うん。でも早くしないと慣れないだろうし、手を繋いで終わりってわけでもなさそうだから」
「えっ、手を繋いで歩けたらOKなんじゃないの?!」
「手を繋げたら結婚できると思うか?」
私の中では、この作戦の最終目的地は手を繋いでデートすることだったから、ボスだと思っていた強敵より遥かに強いラスボスの存在を知らされたときのような心境になる。
行く手を天にも届きそうなほどの高い壁で阻まれ気が遠くなるような、あの感じだ。
だけど確かに、今どき幼稚園児だって『手を繋いだら結婚』なんて言わないだろう。
「それはさすがに思わない……けど……」
「だろ?だから手を繋ぐ以外にも、仮想カップルの許容範囲内でいろいろ試してみよう」