雨上がりの恋
「冗談でもやめてよ。頼人だけはないって!
大きくなったのは背だけで、女好きは変わってないし。って言うかむしろパワーアップしてるんじゃないの?」

千秋は酷い言われようの頼人に半分同情したのか、哀れむような目で苦笑いを向けていた。

「バーカ。どう見ても変わってないのはお前だろ。いつまでも男を見る目はねえし、このオカッパ頭もガキの頃から変わんねえじゃん。」

半分馬鹿にした言葉を吐きながら、頼人が私の髪に触れたから思わずその手を払う。

「オカッパじゃなくて、ボブ!」

「どっちも一緒だろ」

「ちが…『へぃ、お待ちー』

言い返そうとしていた私達の目の前に、頼んだ飲み物とお待ちかねのだし巻きが届けられた。
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