雨上がりの恋

ガチャッ…

内側から鍵を外した瞬間、待ってました!とばかりに外から勢いよく開けられたドア。

そしてドアノブを握ったまま前に思い切り引っ張られ、爪先立ちになる私。

「うわぁ~~っとっとっと…」

呆れているのか怒っているのか、どちらともとれる母のドアップが視界いっぱいに現れた。

「何やってんのよ、全くあんたは。それより、どれだけ大きな家に住んでるのかしらね~。電話も切られるしお母さん待ちくたびれちゃったわ〜。」

「ご、ごめんね。ちょっと手が滑っちゃって…」

「それにさっき男の人の声が聞こえた…」

母がその事に触れたちょうどその時、私の下半身にドンっと何かが当たり鈍い衝撃が走った。
< 64 / 72 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop