雨上がりの恋
ガチャッ…
内側から鍵を外した瞬間、待ってました!とばかりに外から勢いよく開けられたドア。
そしてドアノブを握ったまま前に思い切り引っ張られ、爪先立ちになる私。
「うわぁ~~っとっとっと…」
呆れているのか怒っているのか、どちらともとれる母のドアップが視界いっぱいに現れた。
「何やってんのよ、全くあんたは。それより、どれだけ大きな家に住んでるのかしらね~。電話も切られるしお母さん待ちくたびれちゃったわ〜。」
「ご、ごめんね。ちょっと手が滑っちゃって…」
「それにさっき男の人の声が聞こえた…」
母がその事に触れたちょうどその時、私の下半身にドンっと何かが当たり鈍い衝撃が走った。