世界No.1の総長と一輪の花











黒烏の倉庫の前で小声であいつと話す。





「……あんた1人でいいの?」




本当に今更。
族の総長が、わざわざ敵地に……しかも他の雷龍のメンバーはもちろん連れてきていないし…




黒烏だって30人くらいはいる。





「心配すんなって」





俺の心配が伝わったのか、あいつはくしゃくしゃと乱暴に頭を撫でてきた…





…ガキ扱い。だけど、あんまり嫌じゃねぇかも











「さ、喧嘩しに行こ」





少し楽しそうに口角が上がるあいつ…









バン!!!!!!!!!








勢いよく倉庫の扉を開けた。






作戦会議とかするのかと思ってたから少しビックリ。






いきなり開いた倉庫の扉に、中にいたやつら全員が注目。やっぱり30人くらいはいる…






バキッ!!!!!






鈍い音が響いて、ドサリと男が地面に倒れる。
男を殴ったのはあいつで、止まることなく次々と周りにいる男たちを殴って倒していく。





1人につき1発で必ず倒すあいつ…





しかもかなりの速さで…











……強い…














思えばあいつが…
雷龍の総長が喧嘩するところなんて1度も見たことがなかった……


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