W Love ダブルラブ~イケメン双子に翻弄されて~
「なんで、こっちに置いたの?いつも僕はそっちに座っているのに…」
いつもは左側、涼月が座っている椅子が梗月の定位置。
「なんで、って、梗月さんがこっちに座ってるから‥。涼月さんはお客さまだから上座を譲ったのかなと・・」
「ぷはっ、なんで僕たちが入れ替わったの見抜いたのかって聞きたいんだよ」
何がおかしかったのか、涼月が笑いながら梗月の言いたいことを代弁した。
「見抜いただなんて、梗月さんは梗月さんじゃないですか。いくらそっくりだからってわかりますよ」
「あはは、ちょっと意地悪して席を変えてみたんだけど初対面で見抜かれたの初めてなんだよ。あービックリだ」
え~わざと席替えしたの?
ちょっとムッとしながら梗月を見る。
「ごめん静香くん、試すようなことをして。僕たちが並ぶと誰もどっちかわからないんだ。だからちょっとした悪戯を…」
面目ないと、しょんぼりする梗月。
その姿を可愛いと思いながらもため息をついた。
「もう、いいです。時間がないから早く食べちゃってください。会社遅れますよ」
「うん、ありがとう。いただきます」
ほっとして、いつもの笑顔でご飯を頬張る梗月を見つめて、ああ、いつものようにできてる、って思った。
そんな静香を考え深げに涼月が見ていたのは気付かなかった。
いつもは左側、涼月が座っている椅子が梗月の定位置。
「なんで、って、梗月さんがこっちに座ってるから‥。涼月さんはお客さまだから上座を譲ったのかなと・・」
「ぷはっ、なんで僕たちが入れ替わったの見抜いたのかって聞きたいんだよ」
何がおかしかったのか、涼月が笑いながら梗月の言いたいことを代弁した。
「見抜いただなんて、梗月さんは梗月さんじゃないですか。いくらそっくりだからってわかりますよ」
「あはは、ちょっと意地悪して席を変えてみたんだけど初対面で見抜かれたの初めてなんだよ。あービックリだ」
え~わざと席替えしたの?
ちょっとムッとしながら梗月を見る。
「ごめん静香くん、試すようなことをして。僕たちが並ぶと誰もどっちかわからないんだ。だからちょっとした悪戯を…」
面目ないと、しょんぼりする梗月。
その姿を可愛いと思いながらもため息をついた。
「もう、いいです。時間がないから早く食べちゃってください。会社遅れますよ」
「うん、ありがとう。いただきます」
ほっとして、いつもの笑顔でご飯を頬張る梗月を見つめて、ああ、いつものようにできてる、って思った。
そんな静香を考え深げに涼月が見ていたのは気付かなかった。