W Love ダブルラブ~イケメン双子に翻弄されて~
「今夜開かれるパーティーに一緒に行ってもらう」
「は?何言ってるんですか涼月さん?」
ゴホンと坂巻に咳払いされて、慌てて言い直す。
「専務、私が専務に同行してパーティーに?」
「そう、ほんとは出席するつもりなかったんだけど、静香ちゃんが一緒に行くならとOKした。内輪の小さなパーティーだから気負う必要もないよ。」
「で、でも、パーティーなんて突然…私なんかが行って大丈夫なんですか?それに、何を着れば…」
「そこは心配しなくて大丈夫!せっかくだから俺の婚約者として紹介しちゃおっかな~」
「え、そ、それは、」
確かに昨日うんと返事したけど気持ちが付いて行かない。まだ公表しないで欲しい。
「それはまだ早いんじゃないんですか?総裁の許可もまだ頂いてないんでしょう。気が逸るのはわかりますが時期を考えた方が良いと思いますが?」
「そうか、そうだな。早く皆に言いふらしたいけど今回は我慢すっか~」
静香が言い淀んでいると坂巻のナイスフォローで何とか回避できホッとする。
秘書として付いて行く事になった。
夕方、早々に仕事を切り上げ涼月に連れられて向かった先はパーティーが開かれるというホテルの一室。
広いリビングと寝室が二部屋ありそれぞれバスルーム完備の贅沢なスウィートルームだった。
一瞬パーティーは嘘でただホテルに連れ込まれただけなのかとも思ったけど、終始上機嫌の涼月はなにするでもなく優雅に用意されたコーヒーを飲んでいた。
しばらくすると部屋のチャイムが鳴り涼月が待ってましたと言わんばかりにお迎えに上がる。
戻って来た涼月の後ろから大きな荷物を持った40代くらいの男性と女性二人が入って来た。
「初めまして、私、丸角デパートの外商をしております角田と申します」
「は、はあ…」
紳士のように一礼する男性に、なんだかわからないまま自分も礼をする。
「まあ、可愛いらしいお嬢様ですね!これは腕がなります」
うきうきとした40代くらいの綺麗な女性と静香と同じくらいの女性。
挨拶もできずに呆気にとられてると、涼月がてきぱきと指示して、静香は寝室の一つに入れられた。
「お楽しみは後に取っとくから綺麗にしてもらってね~」
「あ、あの、涼月さん!?」
「さあさあ、こちらに。まずはお衣装決めましょ」
「は?何言ってるんですか涼月さん?」
ゴホンと坂巻に咳払いされて、慌てて言い直す。
「専務、私が専務に同行してパーティーに?」
「そう、ほんとは出席するつもりなかったんだけど、静香ちゃんが一緒に行くならとOKした。内輪の小さなパーティーだから気負う必要もないよ。」
「で、でも、パーティーなんて突然…私なんかが行って大丈夫なんですか?それに、何を着れば…」
「そこは心配しなくて大丈夫!せっかくだから俺の婚約者として紹介しちゃおっかな~」
「え、そ、それは、」
確かに昨日うんと返事したけど気持ちが付いて行かない。まだ公表しないで欲しい。
「それはまだ早いんじゃないんですか?総裁の許可もまだ頂いてないんでしょう。気が逸るのはわかりますが時期を考えた方が良いと思いますが?」
「そうか、そうだな。早く皆に言いふらしたいけど今回は我慢すっか~」
静香が言い淀んでいると坂巻のナイスフォローで何とか回避できホッとする。
秘書として付いて行く事になった。
夕方、早々に仕事を切り上げ涼月に連れられて向かった先はパーティーが開かれるというホテルの一室。
広いリビングと寝室が二部屋ありそれぞれバスルーム完備の贅沢なスウィートルームだった。
一瞬パーティーは嘘でただホテルに連れ込まれただけなのかとも思ったけど、終始上機嫌の涼月はなにするでもなく優雅に用意されたコーヒーを飲んでいた。
しばらくすると部屋のチャイムが鳴り涼月が待ってましたと言わんばかりにお迎えに上がる。
戻って来た涼月の後ろから大きな荷物を持った40代くらいの男性と女性二人が入って来た。
「初めまして、私、丸角デパートの外商をしております角田と申します」
「は、はあ…」
紳士のように一礼する男性に、なんだかわからないまま自分も礼をする。
「まあ、可愛いらしいお嬢様ですね!これは腕がなります」
うきうきとした40代くらいの綺麗な女性と静香と同じくらいの女性。
挨拶もできずに呆気にとられてると、涼月がてきぱきと指示して、静香は寝室の一つに入れられた。
「お楽しみは後に取っとくから綺麗にしてもらってね~」
「あ、あの、涼月さん!?」
「さあさあ、こちらに。まずはお衣装決めましょ」