W Love ダブルラブ~イケメン双子に翻弄されて~
「ね、試してみよ?」
近づく唇に抗えずに、そのまま重なる。
一度離れ微笑む涼月と目が合った後、何度か啄むようにキスをされ、段々と濃厚になっていく。
静香は頭が真っ白になった。
ただ、何かが違うと心の奥底で叫んでいた。
「…なぜ、泣いてるの?」
気が付くと間近で顔を覗く涼月の哀しそうな顔。
静香の頬には涙がしたたり落ち、それを涼月の手が優しく拭う。
「…違うんです…、抱きしめてくれる腕も、匂いも、唇の温もりも…、何もかも違う…」
溢れる涙をそのままに涼月を見つめた。
「やっぱり、私には涼月さんと梗月さんは別人なんです。梗月さんの代わりだなんて思えません…」
「梗月とも愛し合ったのか?…そんなの、俺に抱かれたらすべて忘れるよ!」
「きゃっ」
カッとなった涼月が性急にまたキスをしてきて、逃げようとして羽交い絞めにされた。
無理やり口を開かされ舌がねじ込まれる。
暴れている間に背中のジッパーが降ろされ、胸が露わになってしまった。
「やっ、涼月さんやめて!」
暴れて揉み合ううちにワンピースが足元にストンと落ち、大きなソファーに倒れこんだ。
無言で静香の両手を片手で押さえ、もう片方で肌をを撫でる手に体が震える。
「…君も、梗月と愛し合った日々も忘れて結局はどちらでもいいと言い出すんだよ…」
「そんなこと言いません…ごめんなさい、今涼月さんを傷つけてるってわかってるけど、私はやっぱり梗月さんが好きなんです…」
ぼろぼろと涙をこぼして馬乗りになる涼月を見上げると、綺麗な顔を歪め苦しそうに息を詰める目と合う。
「…今更そんなこと言っても遅いよ。梗月は君を捨てたんだろ?」
愛し合ってはいないけど、梗月に見離された。それは事実だ。
でも、自分の心に嘘はつけない。
「ごめんなさい、それでも私はっ…」
また口を塞がれるようにキスをされ、耳を食まれ首筋に唇が伝う。
鬼気迫るような怒気を含んだ目を向けられ、胸を強く揉まれ言い知れぬ恐怖が襲う。
「ごめんなさい、ごめんなさい!やあっ怖いっ!」
子供のように泣きじゃくる静香に構うこととなく、右胸の内側を強く噛まれた。
「いっ…!」
痛みが戦慄のように体を駆け抜け、静香はそのまま気を失ってしまった。
近づく唇に抗えずに、そのまま重なる。
一度離れ微笑む涼月と目が合った後、何度か啄むようにキスをされ、段々と濃厚になっていく。
静香は頭が真っ白になった。
ただ、何かが違うと心の奥底で叫んでいた。
「…なぜ、泣いてるの?」
気が付くと間近で顔を覗く涼月の哀しそうな顔。
静香の頬には涙がしたたり落ち、それを涼月の手が優しく拭う。
「…違うんです…、抱きしめてくれる腕も、匂いも、唇の温もりも…、何もかも違う…」
溢れる涙をそのままに涼月を見つめた。
「やっぱり、私には涼月さんと梗月さんは別人なんです。梗月さんの代わりだなんて思えません…」
「梗月とも愛し合ったのか?…そんなの、俺に抱かれたらすべて忘れるよ!」
「きゃっ」
カッとなった涼月が性急にまたキスをしてきて、逃げようとして羽交い絞めにされた。
無理やり口を開かされ舌がねじ込まれる。
暴れている間に背中のジッパーが降ろされ、胸が露わになってしまった。
「やっ、涼月さんやめて!」
暴れて揉み合ううちにワンピースが足元にストンと落ち、大きなソファーに倒れこんだ。
無言で静香の両手を片手で押さえ、もう片方で肌をを撫でる手に体が震える。
「…君も、梗月と愛し合った日々も忘れて結局はどちらでもいいと言い出すんだよ…」
「そんなこと言いません…ごめんなさい、今涼月さんを傷つけてるってわかってるけど、私はやっぱり梗月さんが好きなんです…」
ぼろぼろと涙をこぼして馬乗りになる涼月を見上げると、綺麗な顔を歪め苦しそうに息を詰める目と合う。
「…今更そんなこと言っても遅いよ。梗月は君を捨てたんだろ?」
愛し合ってはいないけど、梗月に見離された。それは事実だ。
でも、自分の心に嘘はつけない。
「ごめんなさい、それでも私はっ…」
また口を塞がれるようにキスをされ、耳を食まれ首筋に唇が伝う。
鬼気迫るような怒気を含んだ目を向けられ、胸を強く揉まれ言い知れぬ恐怖が襲う。
「ごめんなさい、ごめんなさい!やあっ怖いっ!」
子供のように泣きじゃくる静香に構うこととなく、右胸の内側を強く噛まれた。
「いっ…!」
痛みが戦慄のように体を駆け抜け、静香はそのまま気を失ってしまった。