年下の部下がぐいぐい押してくるんだけど!?
あのとき、ふんわり香る香水の匂いに滅茶苦茶どきどきしました。
黙って頷いたら、そっと鉛筆の箱を差し出してきて、「これがいいよ」って。
「五角の鉛筆だから合格鉛筆なの。
私もこれ使って大学合格したから効果は間違いないよ」
もう俺、親切に勧めてくれているのになにも言えなくて、熱い顔でその箱掴んで金払って、逃げるみたいに帰りました。
でもやっぱり気になって、婆ちゃんが雇った店員なのかと思って次の日行ったら、いないんです。
聞いたら、問屋の人間なんだと教えてくれました。
それに、彼女みたいな人がいるから、婆ちゃんはこの店続けていけるんだって。
嬉しそうに笑っている婆ちゃんがすごく印象に残りました。
俺も、鉛筆のおかげか大学合格できましたし。
だから、ああいうふうに人に喜ばれる仕事がしたいな、って。
それで俺、その人――柏原課長を追ってこの会社に入ったんです。
黙って頷いたら、そっと鉛筆の箱を差し出してきて、「これがいいよ」って。
「五角の鉛筆だから合格鉛筆なの。
私もこれ使って大学合格したから効果は間違いないよ」
もう俺、親切に勧めてくれているのになにも言えなくて、熱い顔でその箱掴んで金払って、逃げるみたいに帰りました。
でもやっぱり気になって、婆ちゃんが雇った店員なのかと思って次の日行ったら、いないんです。
聞いたら、問屋の人間なんだと教えてくれました。
それに、彼女みたいな人がいるから、婆ちゃんはこの店続けていけるんだって。
嬉しそうに笑っている婆ちゃんがすごく印象に残りました。
俺も、鉛筆のおかげか大学合格できましたし。
だから、ああいうふうに人に喜ばれる仕事がしたいな、って。
それで俺、その人――柏原課長を追ってこの会社に入ったんです。