年下の部下がぐいぐい押してくるんだけど!?
というか、なんでこんなところにいるんだろ?

「あ、目、覚めましたか?」

声のした方を見たら、大宮が床に座って携帯をいじっていた。

「水、飲みます?」

「……ああ」

渡されたペットボトルを受け取ると、大宮がベッドに手をついた。

ぎしっ、ベッドが揺れるだけでも身体がぴくりと反応してしまうのに、そのまま隣に座ってくる。

大宮の重さの分だけベッドが沈み、それだけでどきどきと速く鼓動し始めた心臓を落ち着けようと、ペットボトルをゆっくりと傾けた。

「柏原課長、よっぽど気、張ってたんでしょうね。
酔っぱらって寝ちゃって。
家、知らないから遅れないし、俺んち、ここから少し遠いし。
悪いとは思ったんですが、仕方なく」

「あ、ああ。
気、使わせて悪かったな。
……じゃ、じゃあ、帰ろうか」
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