年下の部下がぐいぐい押してくるんだけど!?
「……いいよ。
そのかわり、優しくして、ね」

熱い顔で、おずおずと上目遣いで見上げる。
目のあった大宮はなぜか真っ赤になった。

「ありがとうございます。
うんと優しく、しますね」

ゆっくりと押し倒され、再び唇が重なる。

そして私は――。



私はいま、困った問題に直面している。

困った……うん。
困った問題だ。

ちなみに、ついふた月前もやはり、人生最大じゃないかと思う問題に直面していたが、今回もやはり。

……ひと月ほど前に付き合い始めた、部下で十歳年下の伊織が私に求婚してくるのだ。

いや、求婚してくれるのは素直に嬉しい。
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