ガラスの靴は、返品不可!? 【前編】
「やっ……だ、めっ……!!」
ソファに押し倒されて、両手首を無理やり顔の横へ縫い留められた。
「お願い、駄っ……んぅ!」
叫んだ瞬間、噛みつくような口づけが襲ってくる。
逃げようとする私の顎はつかまれて、空気を求めて喘いだ隙間に、生温かいものが差し込まれた。
くちゅっ……ちゅっ……
耳を塞ぎたくなるような淫らな水音が、静かな空間に満ち。
濃厚に絡みつく舌の熱さに、頭がくらくらしてしまう――
「ライ、ぁっ……も、っ……」
繰り返されるキスの合間。
舌足らずな言葉で、浮かされたように繰り返すけど。
追われ、追いつかれ、あっという間に呼吸ごと奪われてしまう。
彼の膝が、私の両足を押し開くように差し込まれ。
硬い熱を押し付けられて、ギクリとした。
まくれあがったスカートの裾から、彼の手が無遠慮に入ってくる。
「や、っ……やだっ……」
なんとかその手を剥がそうとするんだけど。
そんなの、彼にとっては抵抗の内に入らないんだろう。
ふくらはぎから内股へ。
確かな目的を持って這う手が、容赦なく私の中の熱を炙っていく。