甘い罠に囚われて
気付けば以前住んでいた場所のあのコンビニへ足が向いてた。

だけど側まで来てバカらしくなり立ち止まった。

今更来てどうすんのよ。

あれだ、あれ。

そのロングインタビューで話してたってやつも話題作り?ってやつでしょ。

きっと今後は俳優業だけで勝負していくのだろう。そんなドラマチックな思い人がいるって先に言っておけば変な噂話も立たないだろうし。

アホらし。

私、何やってんだか。仕事帰りにわざわざ遠回りしてこんな所までやってきて…

帰ろう。

なんか、自分がめちゃ惨めになってきてよく行ってたコンビニの手前で駅へと方向転換した。

するとーー、

「聞いてほしい話あんだけど?いや、違うか。ずっと探してた。だけど手掛かりこのコンビニくらいしかなくてずっと待ち伏せてストーカーになるかそれともここでバイトするしかねぇわってボチボチ思い始めてたんだけど。」

KAKERUだった。

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