行き着く先は・・・甘い貴方の檻の中?
「きゃあ!なんて眩しいの・・・!」

右手で両目を覆い、光を遮るようにして大袈裟に振る舞う望美。

ゆっくりと手を下ろし、見上げた先には、今をときめく見目麗しい男性が2人・・・。

イケメン好きの望美の触手が動かないはずはなかった。

「は、はじめまして。私は北王路銀行頭取の娘である北王路望美と申します。お二人のお噂はかねがね伺っておりましたが、実物は想像以上ですわね」

うっとりと二人を見上げる望美に、前髪を掻き上げなから妖艶にmirayが微笑む。

「想像以上って、よい意味と解釈してもよろしいですか、マドマーゼル」

mirayが望美の右手を取ってその手に軽くキスをすると、真っ赤になった望美が

「も、もちろんですわ。miray様」

と呟く。

「僕のことも同じように感じてくれた?」

望美の左手を取り、拓海もmirayと同じように手にキスをする。

「あーん。当然ですとも。拓海様」

mirayと拓海の手が離れていくと残念そうにしながらも、望美はうっとりと二人を見比べていた。



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