姫と冷酷王子
言い忘れてたが彼女も私の秘密は知らない。秘密を知っているのは、自分と両親。

〈自由坂ー、自由坂ー、お出口は左側です〉

「あっ、降りなきゃ!」
「ほんとだ」
バタバタドタドタ…

(うわ、押すなよ。)(うざい)(邪魔)
(今だ!)
へ!?

「きゃあ!」
「え?涙?」
「た、助けて!」
私は何故かいきなり知らない男の子に手を掴まれて連れて行かれる。
(やべぇ、可愛い。今すぐにでも食べてぇ。すぐ空き教室にでも連れ込むか)
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