運命だけを信じてる
管理課をまとめる星崎(ほしざき)課長は36歳。
営業部門で多大な功績を残したものの、あることをきっかけに管理課へ異動した。
そして色々あって、私は恋に落ちた。
星崎課長のことが好きで好きでたまらない。
「ありがとう」
マグカップを渡すとお礼とともに笑ってくれる。
香ばしい香りが広がる狭い給湯室。
優しい時間だ。
星崎課長は決して部下に声を荒げることなく、常に紳士的で、だからこそ信頼が厚い。
私の好きな人は完璧すぎて、時々困るんだ。
「小牧くんの話、よく聞いてやって。前山の話は俺が聞くから」
例えば、こんな時。
気遣いの言葉に胸を鷲掴みにされる。