運命だけを信じてる

もう少し早く自分自身の想いに気付けていたら、良かったのかな。

でも、

「小牧さんが何度も私を好きと言ってくれたように、私も諦めませんから!小牧さんに振り向いてもらえるように、私…頑張ります!」


諦めない。
この恋だけは、絶対に諦めない。


「しつこいくらい、追い掛けますから!」



私の好きが小牧さんの好きより何倍も大きくたって、構わない。もうそんなことで悩んだりしない。

かつての恋は愛されることに必死で空回ったことばかりたったけれど、それでもいい。どんなに遠回りをしても、その道が小牧さんに繋がっていると信じて頑張ろう。



「証明してよーーあなたが本当に僕を好きなこと。星崎課長よりも、僕が好きってこと」


「もちろんです」


小牧さんは笑ってくれず、無表情だ。
夏帆さんのように、無邪気な彼の笑顔を見たい。


ああ、そうか。
私は未来プロジェクトの時から、夏帆さんに嫉妬していて。

そしてその時には既に小牧さんが好きだったんだ。


< 228 / 260 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop