運命だけを信じてる
外から戻ってきた小牧さんはネットニュースを見始めた。
なんと声を掛けて良いか分からず、仕事をしているフリをする。
こんな時、逢瀬先輩なら迷わずに話し掛けて、気まずい雰囲気を蹴散らすのだろう。逢瀬先輩の良いところを身をもって知っているはずなのに、実行に移せない自分が歯がゆい。
それでもなにか話したくて、結局無難な話題になった。
「歓迎会のことなのですが、苦手な食べ物とかありますか?」
「特にないです」
「あ、はい…」
は、話が終了しました…!
もしや怒っていらっしゃる?