運命だけを信じてる
和やかに歓迎会は進み、二次会の話が出た。
管理課の女性3人ーー杉山さん、水原さん、私は、滅多に二次会に参加しない。杉山さんはお子さんが待っているし、私より3つ年上の水原 茜(みずはら あかね)はお酒が弱く、既に呂律が回っていない。
いつも方向が同じ平井さんが送ることになる。
私はどうしようかな。
今日は幹事だし、小牧さんのOJTでもあるし、行った方がいいよね。
「じゃぁ俺と逢瀬と、小牧で2軒目行くか」
「あ、私もいいですか?」
手を挙げる。
今日は金曜日で、明日は二日酔いになって困る予定もない。
「珍しいな。4人で行くか」
星崎課長に頷くと、
「いえ、前山さんは今夜は帰ってください。毎日残業で大変だったでしょう」
小牧さんが私へ労りの言葉を投げかけてくれた。
「小牧さん…」
「残業の原因作っている本人が言えた話じゃないですけどね」
優しく笑ってくれた。