神志名社長と同居生活はじめました
数日後。



「木月ー。私今日定時で上がるけど、あんたどうする?」

背後から松崎さんに声を掛けられる。振り向くと、松崎さんは既に帰宅準備が万全に整っている様子だった。



「あっ、私も定時で帰ります! すぐ片付けますっ!」

「どうしたの、そんなに慌てちゃって。……あ、そっか。今日は〝十五日〟だもんね〜」

松崎さんが、ニヤニヤと意地悪く笑ってくるものだから、恥ずかしくなる。


「も、もう! やめてくださいよっ!」

「何よ、今更照れることないじゃない」

松崎さんに肘で小突かれながら、私達は二人揃って退勤し、更衣室へと向かう。


……尚と付き合い始めてから、毎月十五日はデートの日って決めている。
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