神志名社長と同居生活はじめました
「うん。俺だろ?」
「え、何? その自信」
「今日はもう遅い。今度また答えを聞かせて」
「こ、答え言ってる! NO! 答えはNO!」
「焦らすようになったじゃん。そういうの嫌いじゃないぜ。あの頃より良い女になったよ、お前」
待って、これはコントか何か?
尚ってこんなに話が通じない人だった?
もしかしたら、間瀬さんとの失恋のショックが尚をおかしくさせているのかもしれない。
だからって私の答えを勝手に保留扱いにされても困るのだけれど……尚はサッと帰ってしまった。
どうすればいいの⁉︎
強い態度で出られなかった私も悪いかもしれないけど、尚とヨリを戻す気なんてないよ!
仕方ない。尚にはまた、分かってもらえるまで話しをするとして。
今は……社長とのことを考えよう。
いつになったら帰ってくるのかな。早く、話がしたい。
すると、ちょうどその時だった。
アパートの階段を上ってくるカンカンという音が聞こえ、私は玄関の外に出た。
「あれ? 雅。お出迎え?」
ふんわりと笑みをこぼす社長の姿がそこにあった。
そこに社長がいるだけで、ふんわりとした、何だかとても安心した気分に包まれた。
「え、何? その自信」
「今日はもう遅い。今度また答えを聞かせて」
「こ、答え言ってる! NO! 答えはNO!」
「焦らすようになったじゃん。そういうの嫌いじゃないぜ。あの頃より良い女になったよ、お前」
待って、これはコントか何か?
尚ってこんなに話が通じない人だった?
もしかしたら、間瀬さんとの失恋のショックが尚をおかしくさせているのかもしれない。
だからって私の答えを勝手に保留扱いにされても困るのだけれど……尚はサッと帰ってしまった。
どうすればいいの⁉︎
強い態度で出られなかった私も悪いかもしれないけど、尚とヨリを戻す気なんてないよ!
仕方ない。尚にはまた、分かってもらえるまで話しをするとして。
今は……社長とのことを考えよう。
いつになったら帰ってくるのかな。早く、話がしたい。
すると、ちょうどその時だった。
アパートの階段を上ってくるカンカンという音が聞こえ、私は玄関の外に出た。
「あれ? 雅。お出迎え?」
ふんわりと笑みをこぼす社長の姿がそこにあった。
そこに社長がいるだけで、ふんわりとした、何だかとても安心した気分に包まれた。