砂時計が止まる日


「ゆー、この前ホームページ作るって言ったじゃない?

その写真撮影あるからカメラマンさん来てるけどあまり気にしないでね。」



「あ、はーい。」



真奈さんはお化粧直しを終えて厨房に戻ってしまった。



私は制服を着替え直し、髪を結んでお店の方へ足を向けた。



撮影のため、珍しくスタッフ全員が揃っている。

偶然、今日は来客数が多い。
ある意味ラッキーかもしれない。



「あの、注文お願いしますー」



「はい、今伺います。」



私は手を洗いながら少し離れたテーブルのお客様にそう言った。



「お待たせ致しました。ご注文を承ります。」



私は机の下の伝票を取り出してオーダーを取る。



「4点でよろしいでしょうか、少々お待ちください。」



私はそう言って席を離れ、コーヒーの注文をマスターに、フードの注文を厨房の真奈さんたちに伝えた。



まあ、全員スタッフと言ってもマスターや真奈さんを含めて7人だ。



今日のように来客数が多いと結構手一杯になる。

< 146 / 200 >

この作品をシェア

pagetop