耽溺愛ークールな准教授に拾われましたー

「私の好きなもの……」

スプーンを持ったままジッと考える。

「じゃあ、いつもれいちゃんが私に言うアレ!」

「あれ…とは?」

「も…ねっと?…う~ん、フランス語…かな?」

「ああ。」

怜は得心したという顔をして、ケチャップの先をサラサラと動かし器用に何か文字を書いていった。

「なんて書いてあるの?」

「ma minette―――マ・ミネット」

「マ、ミネット……?」

なんだかよく分からないけど、ちょっと恥ずかしくて頬が紅潮してしまう。流暢な外国語を口にする怜に、妙な色気を感じるのは美寧の気のせいかもしれない。

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