耽溺愛ークールな准教授に拾われましたー

***


「ごちそうさま。美味しかったぁ。もう食べられない…お腹いっぱいだよぅ」

結局美寧は怜のオムライスまで少し貰い、全てを完食してしまったのだ。
本来は小食の美寧なのだが、朝の出来事から食事が喉を通らず、一日ほとんど何もたべていなかったのだ。そこにきて、大好物のオムライスが出て来たのでついつい食べ過ぎてしまった。

「ごめんね…れいちゃんの分まで貰っちゃって。れいちゃんは足りなかったんじゃない?

「俺は大丈夫。それよりも美寧にたくさん食べて貰えた方が嬉しいですから。それに…」

「それに?」

「今日は約束を破ってしまって本当に申し訳ありませんでした。せっかくの一か月記念でしたのに……」

その言葉に美寧はハッとなった。

(もしかして水族館に連れて行ってくれるのも記念日の一つだったの?)

美寧の頭にそんな疑問が浮かぶが、そんな彼女をよそに、怜は心底申し訳なさそうに言葉を続ける。

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