耽溺愛ークールな准教授に拾われましたー
段々と呼吸が整ってきたところで、「もうっ」と抗議の声を上げようと顔を上げた時、先に口を開いたのは怜の方だった。
「何を言おうとしたんですか?」
「え?」
「差し入れ作りを一緒にすると俺が言った後、『ありがとう』の後に何か言いかけてやめたでしょう?」
「あ、………」
「あ」の口をつぐむ美寧。
『何のことか心当たりがある』と書いてある顔を見て、怜は薄く瞳を細めた。
「俺には言えないことですか?」
「なっ!そ、そんなこと……そういうわけじゃないんだけど……」
言おうとしていた言葉が頭に浮かぶ。自然と美寧の顔が赤くなっていく。
「教えてくれませんか?」
「……言わないとダメ?」
「出来れば。ミネがどうしても嫌なら構いませんが――」
「………だ……き、って」
「ん?」
「ありがとう、れいちゃん……大好き、って……」