耽溺愛ークールな准教授に拾われましたー

「私も準備手伝うね。何したらいい?」

「ありがとうございます。じゃあ飲み物の準備をお願いします。」

「うん。コーヒーにする?紅茶にする?」

「ミネさえ良ければ紅茶をお願いできますか?」

「うん!分かった。」

そう返事をした美寧は早速ティカップとポットを出しに食器棚へと向かった。

キッチンにある小さな丸テーブルの上にティポットをセットすると、棚にある茶葉を手にし、スプーンでさっとすくって三回入れる。その手つきは慣れたもので、いつもキッチンでは大抵たどたどしい動作で手伝いをする美寧だが、紅茶を準備する彼女は別人のようだ。

美寧が初めて淹れた紅茶を飲んだ時、怜はその美味しさに驚いた。それ以降美寧が飲み物を準備する時には紅茶をリクエストしている。

「ミネは紅茶を入れるのがとても上手ですよね。」

「そんなことないよ…。他のことよりは少しはマシなだけだよ……。」

「それこそ、そんなことはありませんよミネ。あなたに淹れて貰った紅茶はとても美味しい。最近はコーヒーもとても上手に淹れられるようになりましたよね。」

手放しの賞賛に、美寧の頬は赤く染まってしまう。
怜に褒められるのは嬉しいが、なんだかくすぐったくて照れくさくて、美寧はえへへと笑って「ありがとう」と口にする。

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