耽溺愛ークールな准教授に拾われましたー
「ミーネっ」
真上から降ってきた声に顔を上げると、しかめっ面の怜の顔があった。
「……全然拭けてないのですが。」
美寧はすっかり自分の世界に入ってしまって、髪を拭くことを忘れてしまっていた。
「あっ、えっと、これは、その…」
言い訳を考えようとするけれど思い浮かばない。
そんな美寧を見て、は~っと大きな息をつくと、怜は美寧の頭をゴシゴシと力強く拭き始めた。
「にぁっ!」
「ミネに任せていたらいつまでも終わりませんからね。」
ジタバタとする美寧を横目に怜は彼女の髪を拭いていく。ある程度水が切れたところで、ドライヤーのコードをコンセントに差し込み、スイッチを入れた。