旦那サマとは打算結婚のはずでしたが。
「あの…ひょっとして、ママさんは……男性……なの?」
皆藤さんの方を向いて訊いたのは、本人に確かめるのは失礼かな、と感じたから。
でも、そんな私の配慮とか関係ない感じで、カウンターの中に立つ女性は__。
「そうよ。残念ながら、体はまだ男性よ」
ものすごく不満そうに言い返し、皆藤さんもハァーと息を吐き出して認める。
「そうなんだ。こいつ、本名は楠本武という男なんだ」
実は高校時代から大学にかけての同級生だった…と話し、またまた大きく息を吐く。
「えっ、同級生…!?」
このクールな美人が男性で、しかも皆藤さんの同級生?
どう見ても外見上は女性にしか見えないのに、男性って、まさか……。
嘘ぉ…と言いたくなる声を引っ込め、目を瞬かせて彼女を見遣った。
「ほら見ろ、やっぱり呆れた顔してるじゃないか」
だから連れてきたくなかったんだ、と呟く皆藤さん。
女性(いや男性)はプッと頬を膨らませたまま、「連れて来といて今更」とボヤいてる。
「あのね、未彩さん」
振り返る皆藤さんの顔は眉尻が垂れて情けなさそう。
皆藤さんの方を向いて訊いたのは、本人に確かめるのは失礼かな、と感じたから。
でも、そんな私の配慮とか関係ない感じで、カウンターの中に立つ女性は__。
「そうよ。残念ながら、体はまだ男性よ」
ものすごく不満そうに言い返し、皆藤さんもハァーと息を吐き出して認める。
「そうなんだ。こいつ、本名は楠本武という男なんだ」
実は高校時代から大学にかけての同級生だった…と話し、またまた大きく息を吐く。
「えっ、同級生…!?」
このクールな美人が男性で、しかも皆藤さんの同級生?
どう見ても外見上は女性にしか見えないのに、男性って、まさか……。
嘘ぉ…と言いたくなる声を引っ込め、目を瞬かせて彼女を見遣った。
「ほら見ろ、やっぱり呆れた顔してるじゃないか」
だから連れてきたくなかったんだ、と呟く皆藤さん。
女性(いや男性)はプッと頬を膨らませたまま、「連れて来といて今更」とボヤいてる。
「あのね、未彩さん」
振り返る皆藤さんの顔は眉尻が垂れて情けなさそう。