神在(いず)る大陸の物語【月闇の戦記】<邂逅の書>
「まだ、あいつを滅する鍵は開いてないからな・・・・急げ、奴は【鍵】を追ったはずだ」
「言われずとも」
「先に行け、すぐに追いつく」
「ああ」
スターレットは、その場に立ち上がりながら小さく頷いた。
まるで闇に溶けていくかのように彼の姿は一瞬にしてその場から消え失せてしまう。
それと同時に、朱色の衣を翻し、ジェスターの俊足が一気に王宮の外へと駆け出していった。
夜の闇に満たされた無人の王宮には、魔物の力を欲し、自ら魔物の魂を受け入れたエルフェリナの骸が、人であった時の姿で、ただ、哀れにその場に伏していた。
繰り返された魔法の応酬に無残に割れた王宮の窓からは、まるで何事もなかったかのように、天空の満月が放つ淡い金色の光が差し込んで来ている。
だが、難攻不落と言われたリタ・メタリカ王の居城を突如襲った騒乱はこれだけには留まらなかった・・・・
「言われずとも」
「先に行け、すぐに追いつく」
「ああ」
スターレットは、その場に立ち上がりながら小さく頷いた。
まるで闇に溶けていくかのように彼の姿は一瞬にしてその場から消え失せてしまう。
それと同時に、朱色の衣を翻し、ジェスターの俊足が一気に王宮の外へと駆け出していった。
夜の闇に満たされた無人の王宮には、魔物の力を欲し、自ら魔物の魂を受け入れたエルフェリナの骸が、人であった時の姿で、ただ、哀れにその場に伏していた。
繰り返された魔法の応酬に無残に割れた王宮の窓からは、まるで何事もなかったかのように、天空の満月が放つ淡い金色の光が差し込んで来ている。
だが、難攻不落と言われたリタ・メタリカ王の居城を突如襲った騒乱はこれだけには留まらなかった・・・・