全てを愛して
それから、何もなかったかのように、そのまま映画を見て過ごした。
少し違うのは、ずっと手を繋いでいたことだろうか。
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猛「車で送るよ。」
「ううん、大丈夫。誰かに見られたら大変だし・・・」
猛「・・・ごめんね・・・」
初めて自分の仕事を恨んだ。
無闇に一緒に外にも出られない。
「ううん、気にしないで??・・・猛さん・・・」
名前!!!
猛「まっ!!も!!もっかい!!」
「た・・・猛さん・・・」
プシューっと音がつきそうなくらい赤くなっている。
可愛い・・・
猛「ね・・・・抱き締めたい・・・・駄目??」
「き・・聞かないで??」
ギュッ
猛「ハァー・・・・可愛い・・・」
早く俺のところに来いよ。
そしたら、これでもかってくらい甘やかして、昔のことなんてなかったことにしてやる。