全てを愛して

谷「失礼します。」

猛「谷中。」

谷中徹

THREEDAYSの敏腕チーフマネージャー

谷「猛さん、出ないと心愛ちゃんとの約束の時間に間に合いませんよ。」

猛「えっ!!ほんとだ・・・わりーけど、これから飯食いに行くから。」

俊「ねぇ、谷中さー、猛の愛しの彼女に会ったことあるの??」

谷「ありますよ。」

幸「珍しいね、谷中が猛の女に何も言わないなんて。」

俊「ほんと・・・ちょっと前だったか・・・モデルの女だっけ??その時別れさそうと必死だったじゃん。」

谷「あれは、女に問題があったからです。猛さんの後ろ楯が欲しいだけの女でしたから・・・心愛ちゃんは・・・そこらの女とは違いますよ。」

俊「ちょっと本当珍しいじゃん。俺その子に会いたいんだけど。」

猛「はっ!?」

幸「俺も俺も!!一緒に飯行かせてよ。」

猛「いっ嫌だよ!!お前らなんか急に来たら心愛が嫌がるだろ!!」

俊「心愛だってー。いつ呼び捨てになったんだよ??本当はもう付き合ってるんじゃないの??」

猛「付き合ってねーよ!!」

谷「猛さん良いんじゃないですか??他に人が来たからって嫌がるような子じゃありませんよ。」

「「だって!!」」

猛「・・・ハァー・・・ちょっと待てよ??・・・・・・」

[もしもし??]

猛「心愛??俺だけど・・・」

[うん、どうしたの??]

猛「実はさ・・・メンバーの二人が・・・心愛に会わせてくれって言ってて・・・飯一緒に行きたいらしいんだけど。」

[そうなんだ、大丈夫だよ。皆で行こうよ。]

猛「良いんだ・・・」

[え??あっ、3人なら、谷中さんもご一緒にどうかな??大勢のが楽しいし。]

猛「・・・谷中、心愛がどうせならお前も一緒に飯どうだって??」

谷「変わってください。」

猛「ごめん、谷中が変わってって言ってるからちょっと待ってな。」


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