全てを愛して
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俊「・・・ねぇ、心愛ちゃんって社会人だろ??何の仕事してんの??」
「イベント会社で働いてるんです。」
俊「OLさん??」
「いえ・・」
猛「コンサート会場の設営撤去してるバリバリのパワー系の仕事だよ。」
「「えっ!?!?」」
幸「あの・・・工具をたくさん巻き付けてる人??」
「クスクスそうですね。工具たくさん持ち歩いてますよ。」
俊「えっ・・でも凄い細いよね・・・筋肉質って感じしないし。意外だなー・・・ねぇ、俺らのコンサートには来てくれないの??」
猛「あっ、そうだよな・・・聞いたことなかったな。来ないの??」
「THREEDAYSさんのコンサートは、うちで確かに請け負ってますけど、担当じゃないので。」
俊「じゃあ俺担当さんに会ったことあるかも。コンサートの演出は、演出家と俺が中心になってやってるから。」
「えぇ、だと思いますよ。錦凌駕と桐生瞬ってわかりますか??」
俊「錦くんと桐生くん!?わかるわかる。」
幸「なんだ錦くんと桐生くんの会社だったんだ。」
猛「錦くんと桐生くんならコンサートの時期頻繁に会ってるよな。」
俊「彼らにはだいぶ無茶言ってるんだよー。」
「無茶はどんどん言ってください。最高のコンサートにするには必要なことですので。」
俊「あれ・・・そういえば、錦くんと桐生くんの会社主任さんが女性でバリバリ仕事できるって聞いたな・・・担当をかなり掛け持ちしててアーティストからの指名が絶えないって・・・」
猛「へぇー、心愛指名絶えないんだ??」
俊「えっ、主任さんなの!?」
「えぇ、まぁ。そんな主任なんてえらいものじゃ」
ピリリリリ
「すいません、少し失礼します・・お電話ありがとうございます。TAF主任の結城です・・・いつもお世話になっております・・・はい・・・えっ・・・はい・・・・それは大変申し訳ありません・・・・・はい、わかりました・・いえ、大丈夫です・・はい、失礼致します・・・すいません、社に電話したいので外行ってきます。」
猛「ここで大丈夫だよ。情報漏れたらヤバイって前言ってたろ??」
「そうだけど・・・」
俊「大丈夫だよ。」
「・・・すいません・・・・・・・・もしもし、結城です。錦いるかな??・・・・お疲れー結城です・・・うん、今明日コンサート設営の件で電話きたけど、図面きてないって言ってるんだけど・・・・メールちゃんと送信できてる???・・・いや怒ってなかった。早急に送って、明日菓子折り持って現場でお詫びして??・・・うん、頼んだよ??・・・THREEDAYSのコンサート??・・・・・ふふ、明日図面目を通しとくから。はい、お疲れ」
俊「錦くん??」
「えぇ、コンサートの図面できたようですよ??」
幸「最終確認は心愛ちゃんがしてるの??」
「はい。いつもちょっと私が手直ししてます。」
俊「えぇー、いつも最後持ってくる図面凄く良いんだよ!!」
「ありがとうございます。いつもリクエスト頂いてますから、そこから想像を膨らませて、最終確認させていただいてます。」
猛「なんだよー。コンサートに関わってるって何で言ってくれなかったの??知らなかったよ。」
「猛さんと会うのはプライベートだし、仕事抜きですから。」
猛「・・・そっか。うん・・・だなっ!!」
俊「・・・心愛ちゃんはさ、アーティストとけっこう会ったりするんだろ??・・・この人良いなとか思ったりしないの??」
猛「お前なんてこと聞いてんだよ。」
幸「聞きたいくせに。」
猛「・・・」
「そうですねー・・・仕事は仕事ですから。素敵だなと思っても、それはアーティストとしての彼らであって・・・プライベートではないですからねー。どんな人かわかりませんし。」
幸「・・・心愛ちゃんは・・・ちゃんと見てくれるんだ・・・」
「え??」
幸「俺らってさ・・・誰が見てもTHREEDAYSの幸也で、俊樹で猛なんだけど、仕事が終われば、ただの板野幸也と高杉俊樹と桜木猛なんだよ・・・でも周りはそんなこと思ってくれない。」
俊「・・・仕事はさ、俺なんかは考えて喋るの面倒なのもあって無口で通ってるんだけど、けっこう喋るの好きなんだ。そういうの見せるとイメージと違うとか、衣装がダークなのが多いんだけど、本当はピンクとか黄色とか好きでさ、似合わないって言われたり・・・」
幸「誰もプライベートの俺らを見てくれないなってずっと思ってきたんだけど、君は違うよね。」
「・・・・私は高杉さんの今のピンクのシャツも素敵だと思いますし、板野さんのそのシルバーアクセも素敵ですよ。」
幸「気付いてたの??」
「錦と桐生から聞いたことがあって、板野さんは本当はシルバーアクセが好きなんだけど、イメージと違うからつけさせてもらえないって。」
幸「そうなんだ・・・」
「お二人とも今はプライベートなんですから、何も気にすることありませんよ。」
「「・・・」」
猛「・・・フラグ立てたな。」
谷「立てましたね・・・お二人がライバルになられた感想は??」
猛「ハァー・・・まぁ仕方ないよな・・・心愛だし。」
俊「・・・ねぇ、心愛ちゃんって社会人だろ??何の仕事してんの??」
「イベント会社で働いてるんです。」
俊「OLさん??」
「いえ・・」
猛「コンサート会場の設営撤去してるバリバリのパワー系の仕事だよ。」
「「えっ!?!?」」
幸「あの・・・工具をたくさん巻き付けてる人??」
「クスクスそうですね。工具たくさん持ち歩いてますよ。」
俊「えっ・・でも凄い細いよね・・・筋肉質って感じしないし。意外だなー・・・ねぇ、俺らのコンサートには来てくれないの??」
猛「あっ、そうだよな・・・聞いたことなかったな。来ないの??」
「THREEDAYSさんのコンサートは、うちで確かに請け負ってますけど、担当じゃないので。」
俊「じゃあ俺担当さんに会ったことあるかも。コンサートの演出は、演出家と俺が中心になってやってるから。」
「えぇ、だと思いますよ。錦凌駕と桐生瞬ってわかりますか??」
俊「錦くんと桐生くん!?わかるわかる。」
幸「なんだ錦くんと桐生くんの会社だったんだ。」
猛「錦くんと桐生くんならコンサートの時期頻繁に会ってるよな。」
俊「彼らにはだいぶ無茶言ってるんだよー。」
「無茶はどんどん言ってください。最高のコンサートにするには必要なことですので。」
俊「あれ・・・そういえば、錦くんと桐生くんの会社主任さんが女性でバリバリ仕事できるって聞いたな・・・担当をかなり掛け持ちしててアーティストからの指名が絶えないって・・・」
猛「へぇー、心愛指名絶えないんだ??」
俊「えっ、主任さんなの!?」
「えぇ、まぁ。そんな主任なんてえらいものじゃ」
ピリリリリ
「すいません、少し失礼します・・お電話ありがとうございます。TAF主任の結城です・・・いつもお世話になっております・・・はい・・・えっ・・・はい・・・・それは大変申し訳ありません・・・・・はい、わかりました・・いえ、大丈夫です・・はい、失礼致します・・・すいません、社に電話したいので外行ってきます。」
猛「ここで大丈夫だよ。情報漏れたらヤバイって前言ってたろ??」
「そうだけど・・・」
俊「大丈夫だよ。」
「・・・すいません・・・・・・・・もしもし、結城です。錦いるかな??・・・・お疲れー結城です・・・うん、今明日コンサート設営の件で電話きたけど、図面きてないって言ってるんだけど・・・・メールちゃんと送信できてる???・・・いや怒ってなかった。早急に送って、明日菓子折り持って現場でお詫びして??・・・うん、頼んだよ??・・・THREEDAYSのコンサート??・・・・・ふふ、明日図面目を通しとくから。はい、お疲れ」
俊「錦くん??」
「えぇ、コンサートの図面できたようですよ??」
幸「最終確認は心愛ちゃんがしてるの??」
「はい。いつもちょっと私が手直ししてます。」
俊「えぇー、いつも最後持ってくる図面凄く良いんだよ!!」
「ありがとうございます。いつもリクエスト頂いてますから、そこから想像を膨らませて、最終確認させていただいてます。」
猛「なんだよー。コンサートに関わってるって何で言ってくれなかったの??知らなかったよ。」
「猛さんと会うのはプライベートだし、仕事抜きですから。」
猛「・・・そっか。うん・・・だなっ!!」
俊「・・・心愛ちゃんはさ、アーティストとけっこう会ったりするんだろ??・・・この人良いなとか思ったりしないの??」
猛「お前なんてこと聞いてんだよ。」
幸「聞きたいくせに。」
猛「・・・」
「そうですねー・・・仕事は仕事ですから。素敵だなと思っても、それはアーティストとしての彼らであって・・・プライベートではないですからねー。どんな人かわかりませんし。」
幸「・・・心愛ちゃんは・・・ちゃんと見てくれるんだ・・・」
「え??」
幸「俺らってさ・・・誰が見てもTHREEDAYSの幸也で、俊樹で猛なんだけど、仕事が終われば、ただの板野幸也と高杉俊樹と桜木猛なんだよ・・・でも周りはそんなこと思ってくれない。」
俊「・・・仕事はさ、俺なんかは考えて喋るの面倒なのもあって無口で通ってるんだけど、けっこう喋るの好きなんだ。そういうの見せるとイメージと違うとか、衣装がダークなのが多いんだけど、本当はピンクとか黄色とか好きでさ、似合わないって言われたり・・・」
幸「誰もプライベートの俺らを見てくれないなってずっと思ってきたんだけど、君は違うよね。」
「・・・・私は高杉さんの今のピンクのシャツも素敵だと思いますし、板野さんのそのシルバーアクセも素敵ですよ。」
幸「気付いてたの??」
「錦と桐生から聞いたことがあって、板野さんは本当はシルバーアクセが好きなんだけど、イメージと違うからつけさせてもらえないって。」
幸「そうなんだ・・・」
「お二人とも今はプライベートなんですから、何も気にすることありませんよ。」
「「・・・」」
猛「・・・フラグ立てたな。」
谷「立てましたね・・・お二人がライバルになられた感想は??」
猛「ハァー・・・まぁ仕方ないよな・・・心愛だし。」