全てを愛して
凌「まじ。猛さん、気を付けてね。」
「ちょっと凌兄、黒崎はただの部下だって言ってるじゃん。」
凌「お前はな。あいつだけは気に食わねー・・・」
「ハァー、とりあえず・・・俊ちゃん、幸ちゃん、初対面のふりしてくれてありがとね??何か要望あったらいつでも言ってね??」
俊「ありがとな。少し見てから言うよ。」
「了解。じゃあ、今日は宜しくね??」
心愛は傍を離れ、何やらしゃがんでやっていた。
猛「心愛なにやってるの??」
凌「工具用意してんだよ。ほら・・・見てみて??」
カチャッガチャっ
工具を着けるベルトだろうか、うしろがバッテンで背負えるようになっており、それを背負うと腰回りは工具で一杯になった。
ヘルメットを被り、ステージに向かって歩いて行く。
「「「「お疲れ様です!!」」」」
「お疲れ・・錦リーダー、桐生リーダー。」
凌「はい。今行きます。じゃあね。」
二人が走って行った。
俊「ちょっと見てようぜ。」
幸「だな。」
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ガヤガヤしていたのが、心愛が前に立つと静まり返った
「では始めますねー。おはようございます。」
「「「おはようございます!!」」」
「本日、THREEDAYSさんのコンサート設営です。えー・・・今縦割りになってると思いますけど、それが今日のチームだと思って下さい。それぞれリーダーにはインカムを渡しますので、それで私と連絡とって下さい。トラック到着時間は??」
「一社もうすぐ来ます。トラスを乗せたトラックは二時間後到着です。」
「そう・・・じゃあうちのチーム、二時間それぞれのチームに入って手伝ってもらえるかな??トラスきたら、うちのチームでいくから頼むね。」
「「「承知しました。」」」
「じゃあもうトラックくるから、物降ろして・・・物損、怪我には気を付けて。桐生リーダーリフトお願いします。」
瞬「了解です。」
「あと今日夜勤入ってる人16時で一旦上がって23時集合ね。ない人は22時までよろしく。では、本日もよろしくお願いします。」
「「「お願いします!!」」」
黒「主任、お供します。」
「大丈夫だよ。錦リーダーの手伝いしてあげてよ。」
黒「お言葉ですが、私は結城主任の補佐です。主任がこれから何をされるのかわかっています。」
「大丈夫だって。」
黒「主任の大丈夫は信用なりません。」
「手厳しいね・・・」
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猛「ねぇ、何喋ってんだろ・・・」
幸「さぁ??今晩ごはんでもどうですかって誘われてるんじゃねーの??」
俊「そうそう、喜んでってな。」
猛「ちょっと俺行ってくる!!」
幸「まぁ待て待て。移動するみたいだぞ。」