全てを愛して
心愛と黒崎は喫煙所に入って行った。
心愛が煙草を吸う姿は始めてみる。
「フー・・・」
黒「主任・・・」
「んー??」
黒「この前話した件なんですけど・・・」
「返事はしたよね??」
黒「もらいましたけど・・・でも俺諦めきれなくて・・・」
「・・・黒崎は私にとって信頼できる部下だよ。私はそれを変えることを出来ないけど・・・好きな気持ちを持つのは自由だから。それを止めてなんて私は言わないよ。好きになってくれてありがとう。」
黒「・・・俺タイミングがあれば、その前聞いた男から主任奪いますから。」
「あらら・・・彼が聞いたら・・・大変だなー。」
トン
所謂、壁ドンをした。
黒「いつか、俺を好きになって??」
そう言って喫煙室を出て行った。
「・・あれが・・・壁ドン・・・」
俊「・・・・心愛顔あっか・・・」
幸「ちょっと猛ー・・・ヤバイんじゃないの??」
猛「・・・・・」
俊「あっ、猛!!あいつ目が据わってたけど大丈夫か!?」
幸「あぁーあ・・・・・クスクス・・・なぁ俊樹、あいつ変わったな。」
俊「ははっ!!そうだな。ヤキモチ焼く姿初めて見たわ。」
幸「ホントだなー。」
あの子が変えたんだよな。
「・・・フー・・・」
ガチャ
「!!猛さん・・・」
猛「・・・」
「??・・・・どうしたの??なんか・・・」
トン
猛「ただの部下じゃなかったの??」
壁ドンをしながら聞いた
「ち・・・近い・・・」
心臓の鼓動が速まる
好きな人がすると、こんなにもドキドキするのか・・・
猛「思いっきり好意寄せられてるじゃん??」
「聞いて・・たの??」
猛「聞いてたよ・・・」
「・・・・・猛さん、おいで??」
ギュッ
猛「・・・」
「・・そんな不安そうな顔しないで??彼は部下なの・・・それに・・・壁ドンって・・・好きな人がすると全然違うんだねー・・・心臓が壊れそうだよ・・ほら、聞いて??」
ドッドッドッド
猛「はっや(笑)」
「ふふふ、ね??こんなにドキドキさせると猛さんだけなんだならねー??」
猛「んー・・・心愛好きだよ・・・」
「ん・・・」
チュッ
「んっ・・・ふっ・・んん・・・まっ・・んっ・・・」
猛「・・・・可愛い・・・」
「こんなところでしちゃ駄目だよー・・・」
猛「ふにゃふにゃだな・・・これ以上すると色気でライバル増えそうだからやめとこ・・・今日は夜勤だな??」
「うん・・・明後日までここにいる・・・」
猛「明後日!?」
「だって撤去あるもん・・・」
猛「じゃあ・・・ほい。」
チャラ
「これ・・・」
猛「明日のコンサート終わったら1週間休みだから、これでうちに帰ってきて??一緒に過ごそう??」
「うん・・・うん!!」
二人で見つめあい笑いあった
俊「クソー・・・猛のやつ・・・」
幸「俊樹はさ、本当は心愛のこと好きになったんでしょ??」
俊「・・・幸ちゃんだってそうだろ??」
幸「まぁね。」
俊「俺らみたいな職業のやつは・・・心愛みたいな存在は眩しくて仕方ねーよ。」
幸「だね・・・」
幸せになってもらわねーとな。