黒王子に恋をして。
「お前に関係なくね?」


「調子乗ってんじゃねーよ」





5人は梓くんを囲んだ。

梓くんは今までで見た事ないくらい怖い顔をしていた。

思わず身震いをしてしまう。





「如月さん大丈夫!?」


「如月さんほっぺ腫れてる、保健室行かなきゃ!」





腫れてるという言葉に反応して、梓くんは私を見た。

そして悲しそうに、苦しそうに眉をひそめた。


その隙を見てか、あずさくんに殴りかかろうとする姿が見えた。
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