女を思い出す時
夫が気になって 探してると
ウッドデッキに座っていた。
やはりスマホを見ている。
ゲームでも始めたのか・・・・・
そういうタイプでもなかったし
さっきの笑みを思い出した。
誰かとラインでもやりとりしてるのか。
交友関係は広い夫だけど
いつもならこの日に 元妻から目線を離すことはない。
錬を抱き上げて ドアを開けた。
「まささん 風邪ひくわよ。」
錬がいいタイミングで
「じぃじ」と声を出した。
スマホを ズボンのポケットに入れて
愛おしそうに錬を抱き上げた。
「錬 今日は星がきれいだな。」
私は静かにドアを閉めた。
夫は 素敵な人だ・・・・・・
人格者だし 上からも下からも人気があった。
まさかあの時 上司だった夫とこんな風に
暮らすことになるなんてあの頃は思ってもいなかった。
私が入社して少しして 転勤してきた夫
若くてイケメンで優しくて 仕事はできる
出世株の夫はすぐに 女子社員の憧れの的になった。
すぐに夫には娘がいると噂が流れ
「チーフ娘さんいるんですか?」
「いるよ。もうすぐ三歳。」
笑顔で携帯の待ち受けをみんなに見せた。
「可愛いだろう。」
顔をくしゃくしゃにして笑った。
その時私は そんな夫に全く関心がなかった。
子供
そのワードを聞くだけで腹が立った。
女子社員は落胆した。
家庭持ちか・・・・・って。
私にはどうでもいい事だったけど・・・・
あの頃の私を夫がいつも
「美人だけど ガードが固くて
近寄りがたかったんだよな。仕事もできるし
話かけるきっかけもなかったな。」
男なんてどうでもよかった。
どうせ結婚したって子供を産むこともできない。
一人で生きていくだけ。
だから強くなって一人で暮らしていけるように
出世して 誰にも邪魔されずに生きていく。
それがあの頃の私のモットーだったんだよね。
ウッドデッキから錬を抱いて夫が戻ってきた。
「錬に話しきいてもらって
元気でたぞ。」
そう言うと錬を抱きしめて無邪気な笑顔を見せた。
ウッドデッキに座っていた。
やはりスマホを見ている。
ゲームでも始めたのか・・・・・
そういうタイプでもなかったし
さっきの笑みを思い出した。
誰かとラインでもやりとりしてるのか。
交友関係は広い夫だけど
いつもならこの日に 元妻から目線を離すことはない。
錬を抱き上げて ドアを開けた。
「まささん 風邪ひくわよ。」
錬がいいタイミングで
「じぃじ」と声を出した。
スマホを ズボンのポケットに入れて
愛おしそうに錬を抱き上げた。
「錬 今日は星がきれいだな。」
私は静かにドアを閉めた。
夫は 素敵な人だ・・・・・・
人格者だし 上からも下からも人気があった。
まさかあの時 上司だった夫とこんな風に
暮らすことになるなんてあの頃は思ってもいなかった。
私が入社して少しして 転勤してきた夫
若くてイケメンで優しくて 仕事はできる
出世株の夫はすぐに 女子社員の憧れの的になった。
すぐに夫には娘がいると噂が流れ
「チーフ娘さんいるんですか?」
「いるよ。もうすぐ三歳。」
笑顔で携帯の待ち受けをみんなに見せた。
「可愛いだろう。」
顔をくしゃくしゃにして笑った。
その時私は そんな夫に全く関心がなかった。
子供
そのワードを聞くだけで腹が立った。
女子社員は落胆した。
家庭持ちか・・・・・って。
私にはどうでもいい事だったけど・・・・
あの頃の私を夫がいつも
「美人だけど ガードが固くて
近寄りがたかったんだよな。仕事もできるし
話かけるきっかけもなかったな。」
男なんてどうでもよかった。
どうせ結婚したって子供を産むこともできない。
一人で生きていくだけ。
だから強くなって一人で暮らしていけるように
出世して 誰にも邪魔されずに生きていく。
それがあの頃の私のモットーだったんだよね。
ウッドデッキから錬を抱いて夫が戻ってきた。
「錬に話しきいてもらって
元気でたぞ。」
そう言うと錬を抱きしめて無邪気な笑顔を見せた。