女を思い出す時
その部屋に入ろうとした時
「矢吹さん!」
看護助手に声をかけられた。
「詰所にお菓子あるから師長がクリーンさんにもって。
矢吹さんもってご指名だったらしいよ。患者さん。
でもおねえさまたちの手前 人数分持って行ってって。」
「いつもありがとうございます。
ここ終わったら 伺います。」
「矢吹さんファンは多いって
患者さんから大人気。」
「そんなことないですよ。
ただお掃除に入ってるだけです。」
ありがたい話だった。
別に話かけるわけではないけれど患者さんから
話しかけられ挨拶をかわし 世間話を
限られた時間でするだけで 本当はもっと話を
聞いてもらいたいんだろうなと思うけれど
こちらも時間に追われてるから
申し訳ない気持ちになる。
「失礼します。お掃除入ります。」
さっきの綺麗な女性が出入りしていた個室に入る。
いつものようにゴミとりから
朝来たばかりのようだから まだ汚れてはいないけど
いつもの手順で部屋の中に入ると
ベッドで布団をかぶる患者がいた。
外来であの女性が話ていたのを思い出す。
簡単な病気ではないようだ。
可哀そうに・・・・・・
ベット下には いろんなものが落ちていて
ワイパーを入れるのもためらうほどだった。
荒れてるのか・・・・・
変わりものって言ってたから・・・・
「落ちてるの 横の台にあげておきますね。」
ちょっと緊張しながら 買って来たばかりのような
テッシュケースや 洗面道具を拾い
とりあえず テレビの台にあげた。
「あとでご家族に直してもらってくださいね。」
患者は無言だった。
早く立ち去らねば・・・・・
「失礼します。」
看護師が ベッド上のネームを持って入ってきた。
「入院に際してお話聞きたいんですけど。」
看護師は大変だ。
どんな患者にも対応しないといけない。
私みたいなのには 絶対無理だわ。
部屋から出ようとした時 懐かしい響きに足を止めた。
「矢吹さん!」
看護助手に声をかけられた。
「詰所にお菓子あるから師長がクリーンさんにもって。
矢吹さんもってご指名だったらしいよ。患者さん。
でもおねえさまたちの手前 人数分持って行ってって。」
「いつもありがとうございます。
ここ終わったら 伺います。」
「矢吹さんファンは多いって
患者さんから大人気。」
「そんなことないですよ。
ただお掃除に入ってるだけです。」
ありがたい話だった。
別に話かけるわけではないけれど患者さんから
話しかけられ挨拶をかわし 世間話を
限られた時間でするだけで 本当はもっと話を
聞いてもらいたいんだろうなと思うけれど
こちらも時間に追われてるから
申し訳ない気持ちになる。
「失礼します。お掃除入ります。」
さっきの綺麗な女性が出入りしていた個室に入る。
いつものようにゴミとりから
朝来たばかりのようだから まだ汚れてはいないけど
いつもの手順で部屋の中に入ると
ベッドで布団をかぶる患者がいた。
外来であの女性が話ていたのを思い出す。
簡単な病気ではないようだ。
可哀そうに・・・・・・
ベット下には いろんなものが落ちていて
ワイパーを入れるのもためらうほどだった。
荒れてるのか・・・・・
変わりものって言ってたから・・・・
「落ちてるの 横の台にあげておきますね。」
ちょっと緊張しながら 買って来たばかりのような
テッシュケースや 洗面道具を拾い
とりあえず テレビの台にあげた。
「あとでご家族に直してもらってくださいね。」
患者は無言だった。
早く立ち去らねば・・・・・
「失礼します。」
看護師が ベッド上のネームを持って入ってきた。
「入院に際してお話聞きたいんですけど。」
看護師は大変だ。
どんな患者にも対応しないといけない。
私みたいなのには 絶対無理だわ。
部屋から出ようとした時 懐かしい響きに足を止めた。